新海誠監督の映画「ほしのこえ」の結末は衝撃的でしたが、その後はどうなったのか?が気になります。今回は、ほしのこえの感想やあらすじ結末をまとめ、小説版から分かるその後についてもご紹介します。
ほしのこえ あらすじ
キャッチコピーは「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」です。
近未来の2046年、中学3年生の長峰ミカコと寺岡ノボルは、お互いにほのかな淡い恋心を抱き、同じ高校への進学を望んでいました。けれど、ミカコは国連宇宙軍の調査隊に選抜され、翌2047年 地球を離れ宇宙へ旅立ってしまいました。離れ離れの2人はメールで連絡を取り合うが、ミカコが地球から遠ざかるにつれメールの往復も時間がかかるようになり、次第に大きくなるミコカとのすれ違いにノボルはいらだつようになります。
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ミカコが敵と遭遇し、敵から逃れるため1年先にワープするとミカコとノボルは瞬時に1年ものズレが出来てしまいました。そして更に8.6光年先へワープし、そこからミカコは8光年先のノボルへ届くかもわからないメールを打ちました。「24歳になったノボルくん、こんにちは!私は15歳のミカコだよ。わたしは今でもノボルくんのこと、大好きだよ」その後、敵がまた出現しミカコは敵と対峙しました。
8年半後の2056年、24歳のノゾルは.15歳のミカコからのメールを受け取ります。ノボルには、ミカコの伝えたいことがよくわかっているのでした。
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簡単に言うと、 2046年、近未来舞台で、携帯電話のメールをモチーフに、宇宙に旅立った少女‘ミカコ’と地球に残った少年‘ノボル’の遠距離恋愛を描いた作品です。
ほしのこえ その後はどうなった?
ミカコは敵のタルシアンが出現し戦闘になり、味方の4隻の艦隊が次々に沈められ、たった1隻での奮闘を強いられます。そして右腕を失いながらもタルシアンを撃破。しかし出力をなくしたミカコのトレーサーは宇宙空間に落ちて行ってしまいます。最後「わたしはここにいるよ」とミカコとノボルの2人の声が重なるところでラストシーンとなります。結末はミカコが死んでしまった?とおもってしまうのだけれども、2056年3月、ノボルの部屋にあった新聞には{帰還の可能性はリシテア号1隻か}と報じられており、ミカコはもしかして無事なのか?と希望を持たせるようになっています。
映画と違い、小説版では数年後、ノボルが宇宙に旅立った後、とある宇宙ステーションでミカコと再会し、ミカコは看護婦になっているという設定でした。やはり誰もがハッピーエンドを望んでいるので、小説版の結末は納得のいくものとなっています。映画ではいろいろな想像が出来るのですが、ハッピーエンドを期待する人は、映画を観た後に、小説を読んだ方がいいかもしれませんね。
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ほしのこえ 感想
ミカコとノボルは携帯でのメールによって繋がっているけれど、もちろん距離はすさまじく遠くて送受信もそれなりに時間がかかり、距離が遠くなればなるほど、更に時間がかかり2人の時間のズレが実に切なく描かれています。ミカコが長距離ワープした後に送ったメールは片道8年7ヶ月かけてノボルへと送信されましたが「24歳になったノボルくん、こんにちは!私は15歳のミカコだよ」とメールを送るときのミカコの姿は本当に切ないです。 ノボルもミカコに会うため努力を続けていたけれど、最後の「ここにいるよ」と2人の声が重なるシーンは胸がキュンと痛くなります。距離だけなら乗り越えられるけれど、時間はどうだろうか?と観ている人に語りかけているような映画です。
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25分がアッと言うまで、もう少し新海ワールドに浸りたいと思わせてくれます。
ミカコは戦闘後どうなったの?ミカコとノボルは会えたのかな?観た人によりラストは変化する、そんな感想をもったストーリーです。 たった25分ですが、新海ワールドが凝縮された深い作品です。